着物の暑さ対策
- kimonoheian
- 7月5日
- 読了時間: 4分

今年は早い梅雨明けで、酷暑の日々ですね。皆様体調は崩されていませんか。
そんな日々でも着物が着たい!着なければいけない!時があると思います。(私は仕事柄ほぼ毎日着物ですが、とっても暑がり汗かきです💦)
私がしている暑さ対策を紹介します。参考になれば嬉しいです。
①まずはとにかくクーラーの効いた場所を選ぶ。着付けの時、お出掛け場所、道中もなるべく涼しい所を通りましょう。
なんじゃそりゃって感じですが、35°を越すような暑さの日はお洋服でもしんどいです。そんななか着物を着るならなるべく涼しいところにいましょう。
②肌着を着こんで快適に!
暑い日は少しでも薄くしたくなるところですが、着心地を考えると逆です。
しっかりと汗を吸ってくれる肌着を着ましょう。
暑がりな私は真冬以外このセットです。
上:あしべ織汗取り肌着
下:衿秀スーピマちぢみステテコ

あしべ織汗取りはどの百貨店の呉服売場にもあるほどの、有名な肌着です。
帯周りに燈芯(和ろうそくの芯:イ草でできており吸湿性◎)が縫い込まれています。

これが汗をしっかりと吸ってくれるので、大事な着物や帯に汗が移らず、着物を傷ませません。
また、汗を吸ってくれるので汗疹ができないです🤩
私は薄い肌着をだと吸いきれない汗が長時間肌に触れるため、汗疹ができて酷いことになります。なのでこれが一番嬉しいです!
当店ではお茶の先生はじめ、お寺の和尚さん、踊りの方、着物好きな方などあらゆる方にご好評いただいています。
当店では13,200円(税込)で販売しております(他店よりお安く頑張ってます!)
肌着にしては一見高いですが、機能性と耐久性も良いので長くお使いいただけてコスパは良いです。
そして下半身にはステテコです。脚の間って蒸れますよね。(私は太っているので特にです🐷)ステテコを履くことで汗を吸ってくれるので、足さばきが良くなります◎股ずれもしなくなりました。
衿秀さんのステテコは膝下まであるので、膝裏の汗もしっかり吸ってくれます。茶道で正座が多いので、これ本当に助かります。
M L LLサイズあります。 各6,000円(税込)です
③長襦袢は麻にする

麻は軽くて吸湿性が良いです◎熱が逃げていくので快適です◎
今年からは綺麗色の麻長襦袢ができました!グリーンと水色が人気です。
今まで麻長襦袢と言えば白or洒落系の濃い色しか無かったのですが、こんな綺麗色なら夏以外も着やすいですよね。
私物はグリーンでつくりました。暑がりな私は4月∼11月頃まで着る予定です。
麻なのでネットに入れて洗濯機で洗えるのも嬉しいです。いつでも清潔に着れます。
また、半衿はポリや麻など洗える素材にすれば、半衿縫いも不要です。
麻の着心地を知っていただきたく、水通し+手縫い仕立て+居敷当て付で58,000円(税込)です。
とてもおすすめです!

ちなみにこの綺麗色の麻長襦袢ができるまでは、衿秀さんの夏き楽っく半襦袢と麻裾除けをしていました。
ただ、夏の半襦袢は綿85麻15で、年々暑くなり耐えられなくなりました。。。
着物を着る頻度が少ない方であれば、衿秀さんのき楽っくで十分と思います。
④夏の小物もフル活用
外に出る時は日傘を持っていきましょう。九州は特に日差しが強いので、日差しを遮る日傘があればだいぶ違います。


手拭いもおすすめです。薄くてかさばらないので、バッグや袖に必ず入れています。私は汗かきなので首周りに巻くことも多いです。ハンカチでは間に合わない時、タオルでは嵩張る時に手拭いはとても良いです。

また、可愛らしい扇子やミニうちわだと仰いでいても品よく見えます。

家を出る前までは、ネッククーラーで首元を冷やすのも涼しいです。水滴が出ないので着物が汚れることもありません。常に冷凍庫に2~3本冷やしています。
年々暑い時期が長くなり、真夏の暑さも深刻ですね。
体感的に25°越えたら着物は暑くなります。28°位までは何とかなりますが、それ以上は洋服でも暑いですよね。
今回の対策は涼しくと言うより、着物姿でどう快適に過ごせるかに重点を置いてます(涼しさはクーラーに限る)
どの対策も夏だけでなく単衣の時期も使っていただけます◎
特に肌着と麻長襦袢のおかげで、今年の梅雨明けまではかなり快適に過ごせました☺️秋もこの作戦でいきます。
皆様の参考になれば幸いです。