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3月9日(日)佐嘉城内茶会


3月9日佐嘉城内茶会に父と参加してきました。 薄茶2席頂けます。STSサガテレビの1階が立礼席で佐賀城本丸歴史館が本席でした。

まずは立礼席でお茶を頂きました。10時の1番初めのお席だったのでテレビカメラも回っていました。 床には鍋島直正の孫娘・朗子(さえこ)の短冊が掛けられていました。 花入れは青竹、お菓子は春の野と蝶、水差しは鮮やかな緑、お茶碗には桜の絵といった春を存分に感じられるお道具でした。 数茶碗には大名行列が描かれており、鍋島藩を彷彿とさせるお茶碗でした。

次に佐賀城本丸歴史館でお茶を頂きました。 入り口から待合に入るまでの間に私の大好きなくまモンの雛人形が飾ってありました♪

可愛くてつい写真を撮っていたら、その数分の差で次のお席に入れず・・・2席待つことになってしまいました(><) しかし!そのおかげで父がお正客をすることになりました。 ひとつ前のお席には先生方が数人いらっしゃったので、父がお正客することはなかったでしょう。 いいお茶碗でお茶が飲めるとウキウキでしたが、時間が経つに連れて少し緊張しました。

お席は50人程入る大きなお部屋でした。お席は少し暗かったのですが、当時は電気などないので復元した時も電気をつけなかったそうです。 お軸は鍋島直正公の漢詩で、1席目のお姫様のお軸との取り合わせをされていました。 こちらのお道具は作者がほぼ全て会記に書かれている素晴らしいお道具ばかりでした。 お茶碗は鵬雲斎大宗匠箱の永楽と長楽でした。お茶を頂くときに自然と背筋がピンとなりました。

お茶碗をはじめ、お道具を拝見する時はもう二度とこのお道具とは二度と会えないかもしれないと思いながら見ています。 お茶を頂く時は、感謝の気持ちで頂くようにしています。お茶を点てた人、運んでくれた人、お茶会の準備をした人、お道具を作った人、と私の飲むその一杯のお茶のために関わって下さった沢山の人を心に浮かべています。 小さなことでも、自分に関わる全てに感謝することを茶道は教えてくれました。 それは普段の生活でも大切なことであり、少し意識するだけで私を良い方に導いてくれると思います。

父のおかげで私も素晴らしいお茶碗でお茶を頂くことが出来ました。まだ経験も知識も浅い私が次客をさせて頂くことは本当に有難いことですし、父には感謝しています。 またこういった機会を頂けるようお茶会に積極的に参加し、勉強していきたいです。

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