
9月20日(日)に当店でお茶事を開催しました。
1席目・2席目とも満員御礼でございました。
初参加の方、毎回来て下さる方、皆様のおかげで私たちは楽しくお茶事をすることができます。
本当にありがとうございます。
今回は1席目の方はお茶の後に懐石、2席目の方は懐石の後にお茶という流れでした。
私は2席目を担当しました。
待合のお軸です。

酒井抱一の作で、扇面に秋の七草が描かれています。
ちなみに秋の七草は、萩・すすき・桔梗・撫子・葛・藤袴・女郎花です。
それに合わせて待合の花には、すすきを入れました。
花は毎回母が活けています。いつも花を提供いただく叔母に感謝です。

香煎は梅昆布茶をご用意しました。
煙草盆も用意していましたが、両方写真を撮り忘れてしまいました・・・。
懐石は割烹香光で頂きました。
こちらのお料理は素材を活かしながら、丁寧な調理でご飯もお味噌汁もどれをとっても美味しいです。
今日の椀物の糸よりの揚げ煮は絶品でした。
日曜日のお昼は本来お休みですが、お茶事の為に開けてくださいました。
ありがとうございました。
そしていよいよ本席です。
蹲(つくばい)で手を清めて頂きお席に入ってもらいます。
ここまで殆ど写真を撮り忘れていますね。緊張ですっかり忘れておりました。笑
次回はより雰囲気を伝えられるよう写真を忘れないように撮っておきます。
お花は下村さんが活けてくださいました。
お茶事ををする際にお道具は前もって準備できますが、お花は自然のものです。
その時その時に丁度良く咲いているお花を活けるので、実は1番の ごちそう はお花なのかもしれませんね。

本席のお軸は 一日清閑一日福 です。
何はなくとも日々を穏やかに過ごせることが一番の幸せではないでしょうか。
何気なく過ぎる毎日にもっと感謝しようと思わせてくれるお軸です。

次に続きます。