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10月 月見茶会


皆さまお月見はされましたでしょうか。

今年はスーパームーンということで、月が大きく綺麗に見えましたね。

スーパームーンの前後は雨が降らなかったので、何日もお月見を楽しめましたね♪

今年は神野公園の月見茶会に家族で参加して参りました。

1席目は裏千家、2席目は宗偏流のお席に入りました。

1席目では父が正客を、私が次客、母が三客を務めさせていただきました。

家族でこういう風に参加できる時間が宝物です。

お茶を嗜んで、家族共通の趣味ができて良かったと心から思います。

2席目の宗偏流では、後見の方が茶道人口の減少について言及されました。

どの流派も以前と比べたら減っていますが、人口の少ない佐賀では特に宗偏流は打撃を受けているようでした。

後見の方が「流派の違いは大事にしつつ、別の流派同志が力を合わせて茶道文化を継承していくことを願います」と仰られました。

その通りだと思います。自分の流派に誇りはありますが、優劣はないと思いますし茶道文化廃れていくことの方がより辛いです。それを色んな流派のお客さんがいる中で明言したことはとても大きな意味があったと思います。

当店で開催している茶事も若手の育成をテーマの一つにしています。

茶道に興味がある人が今後もっと増えていくことを切に願います。

外では琴の生演奏がおこなわれていました。

夜の暗闇と、明るい月、揺れる灯籠の明かりの中で聞く琴の音色はとても風流でした。

普段、琴とは縁のない生活を送っている私ですが、思いがけないところで聞けて嬉しくなりました。

人は自分が特に興味を持っている物事については進んで探求しますが、少し興味がある・嫌いじゃない程度の物事についてはあまり触れることがありません。

しかし、「嫌いじゃない」物事に触れると気になり始めたり、興味が出てくるんだと身をもって知りました。

着物をはじめ、茶道や琴といった日本文化が下火の昨今です。

このように大勢の前で披露することはとても大きな意味と可能性があることだと思いました。

今後の世代に繋がっていくように行動し・発信することの大切さを肌で感じました。

潜在的に日本文化に興味を持ってる人を呼び起こせるように、頑張っていかなくてはと身が引き締まる思いです。

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