
1月末に東洋館のお茶会に家族3人参加してきました。
去年は都合が付かなかったので2年ぶりでした。
私は約1年ぶりに振袖を着ました。
振袖は今しか着れない「期間限定」ということで気分が高まりますね。
他のお客さんや裏方さんにも「振袖可愛いわね~華やかで良いわね~」と褒めて頂きました。
振袖を着ている日はいろんな方が声をかけて下さるので、1日るんるん気分で過ごせます(^^)

ちなみに私の振袖の帯ですが、女子サッカー元日本代表の澤選手と同じでした♬ 2011年のFIFA最優秀選手に選出された澤選手、表彰式は水色の振袖でした。
世界から注目が集まる場で、日本人として着物を着てことはとっても嬉しいです。

話が逸れましたね。
お茶会は沢山の趣向が凝らしてありました。
全部を覚えて帰るにはまだまだ勉強が足りておりませんで、印象に残っていることだけを書きます。
待合には今年の干支の猿が福鈴と大麻を持っておどけているような色紙が飾ってありました。
福鈴(イメージ)
初釜の時に飾ります。

大麻(イメージ)
神主さんが振ってる印象があります。

これを持った可愛らしい猿の色紙でとてもおめでたい絵でした。
1席目はお濃茶を頂きました。
お花は柳でした。床の間に着くほど長いのがお決まりです。
普通のお花と違って花器に水を入れません。水を入れると伝って床の間が水浸しになってしまうからです。

主菓子は奈良県の萬々堂さんからお取り寄せされた「糊こぼし」でした。
春をよぶ東大寺二月堂のお水取りの間中須弥壇の四隅を飾る造花。 それを形どったこの時期だけ作る鮮やかな姿の生菓子とのことでした。
しっとりしてとても美味しかったです。
本来ならば2月に入ってからしか作らないところを、特別にお願いして作って頂いたそうです。
(イメージ画像です)

2席目は薄茶を頂きました。
干菓子はなんと手作りで可愛らしい四葉のクローバーの落雁でした♬
お茶会の準備だけでも大変なところ、お菓子も手作りされるその熱意に心打たれます。
釜は「焼飯釜」でした。(イメージ)
三角形でおにぎりの形をしてます。上から吊るす自在鉤の釜でした。

おにぎりにはきのこがくっついてます。
昔話である秋の日、仙叟さん(裏千家四代家元)と初代宮崎寒雉さん(江戸時代中期の釜師)がキノコ狩りに出かけました。
お昼になってもキノコは取れず、昼食でおにぎりを食べようとしたところコロコロ~と草むらへ・・・。
おにぎりを探したところ松茸が1本くっついて見つかったそうな。
ということでおにぎり型の焼飯釜には松茸と松葉が付いているそうです(^ω^)

あと折り鶴の香合がとても素敵でした(イメージ)
実物は羽根が地面と水平でした。
羽根を水平にすると、焼いている間に羽根が溶けて床についてダメになるそうで世界に2つしかない香合だと言われました。
とっても綺麗で強く印象に残りました。

私がお濃茶・お薄の2席で覚えて帰って来れたのは以上です。
もっと沢山勉強して、色々なことを覚えて帰れるようになりたいです。