
こんにちは!温かい日が続いていますね🌄温かい春日和だ~なんて言ってるうちにすぐ暑くなるんでしょうね( ˘ω˘ )
今日はご相談の多い着物のお手入れについて書きます。
最近多いご相談は、タンスの中に着物を仕舞ってて久々に出したらシミが出来ていた!というものです。
「嫁入り道具で着物を一式つくってもらったけど、結婚して子育てしてやっと一段落!着物でも着てみようかと思ったら・・・Σ(・□・;)ヒィィィ 」というものです。
着物はずっと仕舞い込んだままですと湿気でカビが生えます。
着物は最低でも年に数回は風通しが必要です。着物は着て、翌日干してあげるのが一番の風通しになりますが出して畳むのも一苦労ですね
そんな方は乾燥している日にタンスをあけて扇風機で風を当ててください。これだけでもだいぶ違います♬
ちなみにカビが生えた着物は丸洗いと別にカビ取りも必要です。そしてカビの生えた着物を見つけたら一刻も早くほかの着物と隔離してください。ほかの着物までカビの胞子が飛びます👿
そしてシミ!食べ物をこぼした時なんかはシミになる!とお手入れに出す方も多いと思います。やっかいなのは目に見えないシミです。何度か着物を着てお手入れせずに仕舞っていると、当時の汗や雨などの汚れが浮き出てシミになります。汗は水分だけのように見えて、たんぱく質やお化粧の油汚れも混じっています。雨も花粉やほこりなど有害物質が混じっています(最近雨が降った翌日は車が汚れで黒くなります|д゚)あれを思うと、雨の中には汚れがたくさん詰まっているんでしょうね💦)
着物を仕舞うときは、目につく汚れがなくとも丸洗いをしてくださいね。
シミが出来てしまった場合はぜひご相談ください。当店が提携している職人さんは大抵のシミは綺麗に落とします!黄変してしまったシミは一度漂白をして上から色を掛けることで、素人目にはシミがあったことも分からなくなるほどになります。
夏物の薄い着物のシミもこのように綺麗になりました。
BEFORE

AFTER

初めてご来店される方で多いのが「着物のことは何も分からないから恥ずかしくて・・・」と仰ることです。大丈夫です!今の時代は残念ながら着物に詳しい方はうんと少ないです( ˘ω˘ )
花嫁修行で茶道・着付・華道一通りしたのよ~って方は60代以上です。今の50代以下の方は女性も立派に仕事をされ、子育てもされてたので着物に親しむ時間が無かったと思います。それでも「余裕ができたから着物でも♬」と目を向けてくださるのは、呉服屋としてとっても嬉しいことです!
個人の呉服屋さんは入りにくいイメージがあると思いますが、何でもご相談に乗りますのでぜひお店にいらしてくださいね。