10月末の話ですが、当店でお茶の研究会を開催しました。今年最後の風炉ですね。今年の風炉の時期は、お茶会参加や台風など諸々ありまして、店に集まってちゃんとお稽古したのは久しぶりでした。静かな中でお香のいい香りに包まれ、火がパチパチ弾ける音を聞くととても穏やかな気持ちになります。リラックスしつつ、気が引き締まるようなこの感覚はお茶ならではだと思います。
このお茶の勉強会では、箱を開けてお道具を出す準備から始めます。普段のお稽古では道具は先生が用意してくださっているので、この準備がとても勉強になります。紐の掛け方や軸の巻き方、どのタイミングで何を準備するかなど覚えることが盛り沢山です。少しずつでも知識が増えると嬉しいですね。優しく快く教えてくださる先輩方に囲まれて本当に贅沢な時間です。甘えてばかり居ずに勉強を頑張らなくては・・・。
このお勉強会はお茶が大好きな先輩方が若い世代に伝えていくことを目的に始まりました。皆様お忙しいなかで時間を作って集まって、楽しく優しくそして根気強く教えてくださいます。有難いことだなと毎回実感しています。だからこそ自分も頑張って吸収していかないといけませんね。
先輩方が教えてくださったように、自分もいつかは若い世代に伝えていきたいと思っています。頑張ります。