top of page

2月 ガラスの茶室


佐賀県立美術館にガラスの茶室を見て参りました。

この茶室をデザインした吉岡徳仁さんは佐賀県出身ということで、今回の展示が開催されました。

数年前に京都のお寺に展示されていたのがニュースになっており存在は知っていましたが、まさか佐賀で見れるとは・・・とても嬉しく思います。

ただ当時から「これは茶室なのか・・・?」と疑問がありました。

茶道をしているものとしては、茶室での足袋で畳を擦る音や、暗いなかで感じる詫び寂の心が茶室の良さだと思っています。そういったものが一切無いので茶室としてはハテナでした。

実際に見に行った感想としては、やはり茶室としてはうーん。。。でした。

ちなみに京都のお寺では外に展示されており、そのコンセプトが「自然と一体となって~」とありました。茶室はそもそも「別世界」だと教えられている私にとっては、非常に違和感を覚えました。

お稽古を重ねるにつれ知識と経験が増えたことで、自分の中で茶道という価値観が既に形成されているので、斬新で突拍子もないガラスの茶室は受け入れ難かったです。

ただ茶道をしていない人からすると「茶室ってかっこいい!」とか「明るくてキラキラしてる」といった、前向きなイメージを持つのではないかと思います。自分が茶道を始めるきっかけになった「なんとなくかっこいい」という感動を、たくさんの人に与えてくれるかもしれないと思いました。

ガラスの茶室を見て茶道をする人が増えたらいいな。


最新記事

すべて表示

アンケートご協力のお願い

https://forms.gle/yet43H5f8iCDS44C7 いつも当店をご愛顧いただきありがとうございます。 佐賀大学院にて「伝統的な呉服の価値訴求戦略」をテーマに研究しております。 研究の一環としてアンケートへのご協力をお願いいたします。...

佐賀市神野東三丁目6-1 

0952-31-4668

火~土 10時~18時(日・月・祝休み)

bottom of page