先日の日曜日は五回目の在釜でした。今月は紅葉狩りをメインに秋らしいお道具を設えをしました。
お菓子は餡の中に栗がまるごと入った二條若狭屋の「ふく栗」です。栗は砂糖漬けなどではなく素のままの栗で、餡と味わいがぴったりと大好評でした。器は深川製磁の「寿赤絵」を使いました。
先月の新聞効果で、初めてのお客様も来て下さいました。昔お茶を習っていたが忙しさからお離れてしまっていたところ、新聞を見て懐かしくなって来ましたとのことでした。
在釜は初心者の方でも気軽にお茶を楽しんで頂けるようにと始めましたが、昔習っていたけどお茶から離れてしまった方もたくさん来てくださいます。「懐かしいわ。お茶はやっぱり良いね。」と言ってくださると亭主冥利につきます。
普段の生活でお茶に触れる場って少ないんですよね。観光地の呈茶は一服飲んだらすぐ終わりですし、大寄せの茶会は初めての方は身構えてしまう雰囲気があります。
当店は小さい店ですので少人数でゆったり楽しんで頂けると思います。お菓子二種とお抹茶二服で滞在時間は30~40分程でしょうか。もちろんそれより長くても短くても構いません。40分程頂けると設えのテーマやお道具を一通りご説明できるので、お茶を身近に感じて頂けるのではと思います。
11月は炉開きをテーマにします。お時間ある方はぜひ遊びにいらしてくださいね。