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 3月 喪服誂えました②


こちらは喪用の羽織です。寒い時や色喪服に羽織ろうと思い、喪の羽織も誂えました。コートと羽織どちらを誂えるか悩みましたが、コートは室内での着脱が必須です。脱いで畳んで風呂敷に入れて…と意外と手間取るので、室内でも脱がなくて良い羽織にしました。

こちらは喪服の端切れです。下地に紅を染めたのが分かります。


色喪服とは、地紋の無い地味な色の色無地に、黒共帯や色共帯を締めた装いのことです。喪主・親族の場合は通夜・お葬式・四十九日まで黒一色の喪服ですが、参列者はお葬式は喪服で通夜や法事は色喪服に黒共帯を着用します。喪が明けるにつれ、黒一色→色喪服+黒共帯→色喪服+色共帯へと、だんだんと黒から遠ざかるように着ます。日本人らしい上品な喪の明け方だと思います。



こちらは白の長襦袢です。喪服と黒留袖の長襦袢は白と決まっています。喪服と黒留袖と白襦袢を共用するなら、地紋はおめでたい吉祥文様は避けましょう。さや型・雲・流水あたりがおすすめです。私も兼用できるさや型を選びました。


三十代の今は喪服を着る機会は少ないですが、これから五十年の間にどれだけ着用するでしょうか。大切な人は喪服で見送りたいので、長く大事にしたい着物です。


 
 

昭和33年創業きもの平安です。

創業以来、呉服専門店として佐賀の皆様に御愛顧いただいております。

販売・お手入れ・仕立て・染め替え・着付教室など呉服のことは​全て承ります

絹の着物は着心地や耐久性が良く、時代を越えた美しさがあります。

親御さんが誂えてくれた着物を着る時、ご自身で誂えた新しい着物を着る時

それぞれに喜びがあり、れは着物だからこそ感じられる喜びです。​

呉服専門店として豊富な知識と経験で最適なご提案をいたします。

どんなお困り事もお気軽にご相談くださいませ。

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