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3月 喪服誂えました②
こちらは喪用の羽織です。寒い時や色喪服に羽織ろうと思い、喪の羽織も誂えました。コートと羽織どちらを誂えるか悩みましたが、コートは室内での着脱が必須です。脱いで畳んで風呂敷に入れて…と意外と手間取るので、室内でも脱がなくて良い羽織にしました。 こちらは喪服の端切れです。下地に紅を染めたのが分かります。 色喪服とは、地紋の無い地味な色の色無地に、黒共帯や色共帯を締めた装いのことです。喪主・親族の場合は通夜・お葬式・四十九日まで黒一色の喪服ですが、参列者はお葬式は喪服で通夜や法事は色喪服に黒共帯を着用します。喪が明けるにつれ、黒一色→色喪服+黒共帯→色喪服+色共帯へと、だんだんと黒から遠ざかるように着ます。日本人らしい上品な喪の明け方だと思います。 こちらは白の長襦袢です。喪服と黒留袖の長襦袢は白と決まっています。喪服と黒留袖と白襦袢を共用するなら、地紋はおめでたい吉祥文様は避けましょう。さや型・雲・流水あたりがおすすめです。私も兼用できるさや型を選びました。 三十代の今は喪服を着る機会は少ないですが、これから五十年の間にどれだけ着用するでしょうか。大
2021年3月17日


3月 喪服誂えました①
投稿が遅くなりごめんなさい(..) 先日自分用の喪服を誂えました!喪服はまわりが元気な時に用意するものです。今のうちにと思って準備しました。着る時はなるべく遠い未来が良いけれど、その時が来てもしっかりとした気持ちで送り出せる気がします。 写真では分かりにくいでしょうか。でもそれだけ黒の色がしっかりと深いです。 下地に紅・藍・鬱金を下地に染めてから黒を染色することで、色が深くなります。いい喪服はそのようになっています。 こちらは喪服の証紙部分です。上の扇面のところが鬱金色ですね。これが下地に鬱金色を染めた証になります。 喪服を着る場面では全員が黒を着ているので、染色の良し悪しがはっきりと分かります。喪服でも洋服でも並ぶと一目瞭然です。喪服は安くても質の悪いものはおすすめしません。小紋や訪問着などといった他の着物と違い、喪服は一着しか誂えないので、上質なもので誂えましょう。喪服のような儀式ものは、質が良いもの悪いものでも値段は大きく変わりません。ぜひ良い生地と染めの喪服でいざという時の準備をしておきましょう。 こちらは黒共帯です。喪服は「悲しみが重な
2021年3月11日


9月 着物のお直し
先日お下がりの色留袖を洗い張り・仕立て直ししました。 先日お下がりの色留袖を洗い張り・仕立て直ししました! 八掛は渋い色でしたので、地色同色で優しい色にしました。 胴裏はシミだらけでしたので新品と交換しました。風通しをしていないと湿気でシミになります。 紋も色も含めて自分の家紋に変更しました。 防水ガード加工もして、自分の寸法に仕立て直したので快適に着られるはずです☻ 着物は洋服と違い、色んなお直しができます。また手をかけてあげることで、綺麗なまま長くお召し頂けます。 お家にいる時間が長い今こそ、一緒に着物の見直しをしませんか。どんなご相談でも精一杯対応いたします。
2020年9月4日


4月 夏の色無地お誂え
こちらは夏の色無地の誂え染めです。 白生地からお気に入りを選んで頂き、お好みの色に染色しました♬ 生地は単衣~夏(6~9月)に着用できる生地です。普通の絽ではなく変わり織で人と被りません。斜めに織ってあり長時間正座してもシワになりにくいのでお茶席にもぴったりです 色は当店のバッグの翡翠色を気に入ってくださってたのですが、少し色が薄く思えたので一段濃い色をおすすめしました夏物は下に白の長襦袢を透けさせますので、しっかり色が付いていないとボヤけてしまいます。また色というものは、大きくなればなるほど光を浴びて明るく見えます。なので着物は思った以上に地色がしっかり付いていなければいけません。その辺もお話しながらお色を決めました。 夏の長襦袢も、縞と立湧の変わり織で非常に洒落ています白生地からお誂え頂きますと、生地も色もお好きなもので一点ものができますよ♬これから仕立てをして着物になるのが楽しみです。
2020年4月22日


12月 訪問着
12月の前半はお客様からのご注文で訪問着を寄せていました(instagramではお知らせしていましたが、HPも活用すべきだったと反省) 今回は三十代の方で一着目の訪問着です。これから十年間、お子様の成長行事やご親戚の結婚式が多く控えていらっしゃるとのこと。お話を聞いて薄色・華やか・古典柄・格調高いものをご用意しました。 当店は礼装は特に(振袖・留袖・訪問着・附下)お客様のお話をしっかりと聞いてから、商品をご用意させて頂いています。お客様の好み・体型・TPOも聞いたうえで、ご納得頂ける商品をご提案したいからです。 ちなみに普段着の小紋、紬、御召はお店に商品多くございます。色無地は白生地を用意してますので、お客様のお好きな色にお誂え致します。色無地だけでなく、附下や訪問着も見本帳ございますので、白生地からお誂えして頂けます。 訪問着はやっぱり華やかで良いですね。綺麗な色に柄も豪華で見ていて心が明るくなります。ずーっと見ていたくなる美しさでした。 お客様の目も♥になっていましたよ。訪問着を見ながらお茶を頂いて、幸せな二週間でした♬
2019年12月18日


4月 色無地が染め上がりました!
先月のblogで書いていた色無地。白生地を選んでその後色も選んで染め上がってきました(^ω^) 色は悩みに悩んで黄色~ベージュにしました。夏の色無地は紺、単の色無地は黄緑と寒色系が続いたので寒色以外にしようと思ってました。 袷は紬は紺と黄色、小紋はピンクと青、訪問着は黄色を持っているのですがやっぱり黄色やベージュが好きなんです。黄色ベージュに的を絞って色見本帳を3冊見ましたがピンと来ず、お気に入りの紬の黄色と同じ色にしました🌞 そして色無地なので一つ紋を入れました。せっかく白生地から作るので、抜き紋にしましたよ🍀うちの家紋の丸に梅鉢を入れました。見本の90%くらいの感覚で同じ色になりますよ♬写真を撮り忘れて既に仕立てに出してしまいました。出来上がったら必ず報告致します。 ちなみに価格をご参考までに。 袷なので胴裏を付けます。当店の胴裏は正絹レピアの最高級品です。八掛は四丈物なので不要です。雨やお醤油などの水分を弾くように防水ガード加工もしておきます💧仕立てには大体45日かかります。 白生地(四丈物) 88,000円 染め代(四丈物) 3
2018年4月25日
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